「副業でWebライティングを始めたい!記事はどうやって書けばいいのかな?」
「今の書き方で本当に合ってるか不安!」
Webライターを目指している皆さん、または既に執筆中の皆さん、普段どんな順番で記事を書いていますか?
今の書き方のままでいいか、迷ってしまうことってありますよね。
私はデビュー当初、完全に我流で書いていてめちゃくちゃ添削が入り、継続できず1回限りのお付き合いが続きました。。。
「これじゃいけない!!」と思い、必死に書き方の勉強をした経験があります。ありがたいことに今では、長期的に発注いただけるクライアントさんばかりとなりました。
今回の記事では、私がこれまで培ってきたWeb記事を書く方法を10個のステップに分けてご紹介します。
取り入れられるものがあれば、参考にして頂けると嬉しいです。
皆さんの執筆への不安が少しでも減って、効率よく書けるようになりますように!
コンテンツマーケティングを知ろう!Web記事を書く目的とは
皆さんは、Webライターとして仕事をするとき、何のために記事を書いていますか?
Webライターが企業から依頼を受けて執筆する場合、その目的はコンテンツマーケティングを成功させるためです。
コンテンツマーケティングとはマーケティング手法の1つで、読者にとって役に立つ記事(コンテンツ)をメディアに掲載し、アクションを起こしてもらい(資料ダウンロードや商品購入など)、ファンになってもらうことを目標としています。
Webライティングの仕事をしていると「書いた記事がGoogle検索で1位になりました!」という声を聞きます。もちろんそれも大事ですが、検索1位になることが最終目的ではありません。
記事を読んだ人が、商品やサービスの問い合わせをしてくれたり、買ってくれるようになる記事を書くことが、私たち商業Webライターの役割です。
そのためには、正確で価値のある情報を伝えて、読者のニーズを満たす記事を提供することが大切です。
執筆に必要な10のステップ
完成まで10ステップも!意外と多いけど慣れてしまえばOK!
現時点で、私が実践している執筆方法を紹介します。
ここに記載する方法は、実戦や講座受講、書籍などで学んだ方法をまとめたものです。
講座や書籍で学んだことより、マーケティングについて常に考えているクライアント企業から学んだことの方がほとんどなので、活きた情報をお伝えできると思います!
STEP1:指定のメインKWから検索意図を考える

Webライティングの仕事が依頼されると、まず「キーワードリスト」が企業から渡されます。よくスプレッドシートで共有されますね。
そこからメインKW(キーワード)を元に、執筆をスタートします。
KWが与えられたらまずはリサーチするのが一般的ですが、ここで考えて欲しいことがあります。
それは、「なぜそのキーワードが検索されたのか」ということです。検索した先に、読者は何を求めているのか?と隠された意図を考える必要があります。
例えば、「仕事 つらい」というKWが与えられたとします。このとき読者は、「仕事がつらいとき、どうしたらいいか知りたい」と解決策を検索していると考えられます。
そのため、記事では「仕事がつらいときのストレス解消法」などを紹介していく構成となるでしょう。
私の経験から、検索意図には大きく分けて3種類あると考えています。
1. 解決策が欲しい | 「仕事 つらい」など、対処法が知りたい、共感が欲しい |
2. 網羅的な情報が欲しい | 「SEO とは」など、意味・使い方・具体例が知りたい |
3. 比較したい | 「ドライヤー 比較」など、おすすめが知りたい |
STEP2:サブKWを確認する
メインKWの次に検討したいのが、サブKWです。
サブKWとは、メインKWと一緒に検索されているワードのことです。サブKWを確認することで、記事を作成する方向性が見えてきます。
例えば、メインKWの「ドライヤー 比較」だけでは何を比較すればいいか、範囲が広くなりすぎてしまいます。
そこでサブKWを調べると、以下のようなワードと一緒に検索されていることがわかりました。

このように、サブKWとして「2021」「高級」「パナソニック」といったワードと一緒に調べられているのがわかりますね。
サブKWをピックアップすることで、ドライヤーに関する比較記事を、どの点に絞るか決めることができます。
こちらは「ラッコキーワード」という無料のキーワードリサーチツールを使っています。ぜひ使ってみてくださいね!
STEP3:上位10記事をすべて読む
無事にメインKWとサブKWについて理解できたら、メインKWを検索して上位10記事をすべて読みます。
やはり検索で上位に表示されないと読まれにくいと考えられるので、まずは人気の記事から確認します。
すべて読んだら、構成に入る前に以下のポイントに気をつけましょう。
- 10記事の記載内容を網羅
- 独自の視点を追加
結果的に、上位記事と似た内容のコンテンツを作成することになりますが、独自視点を入れることでオリジナリティを出します。
ちなみに、検索はGoogleのシークレットモードを使うようにしましょう。
STEP4:根拠をリサーチする

記事に使える根拠データがないか、リサーチすることも大切です。
例えば住宅関連の記事で「〇〇市は子育て世帯の移住が増えてきています」と伝えるとしましょう。このとき、「〇〇市の子育て世帯は〇〇件で、昨年の〇〇件と比べると〇〇%も増加しています」と数字を入れて書いた方が、説得力や信頼性が高まります。
引っ張ってくる根拠のデータは、個人ブログではなく一次情報に戻る必要があります。例えば、官公庁、地方自治体、大学などです。
効率的に狙ったデータを調べるためには、「ドメイン検索」がおすすめです。
ドメイン名を入れてGoogle検索することで、検索結果を絞り込む、という方法です。
例えば、日本の人口について政府が発表しているデータを調べたいとき「site: go.jp 日本 人口」のように、「site:go.jp」というドメインを加えて検索します。
すると、フィルター検索ができ、政府機関のホームページが検索結果に表れます。
そのほか、「site:ed.jp」は教育機関、「site:lg.jp」は自治体、「site:ac.jp」は大学など、さまざまなドメインがあるので、必要に応じて使ってみましょう。
STEP5:構成を作成する
次に構成の作成です。
ポイントは一言でいうと、「論理的に構成を組む」ということでしょうか。
読む人がすんなりと理解できて、「次を読みたい」と思わせるような話の展開が必要です。
構成はメインによって変わってくるとは思いますが、PREP(プレップ)法を1つの型として覚えておくのがおすすめです。
全体の構成だけでなく、1つの見出しとして話を展開するときも、PREP法が有効です。
P…Point(結論) | リサーチは、Web記事を執筆する際に必要なプロセスです。 |
R…Reason(理由) | リサーチで書く内容が固まり、迷わず書けるようになるからです。 |
E…Example(具体例) | 書くことに専念でき、執筆のスピードが上がります。 |
P…Point(結論) | 従って、執筆に入る前にリサーチを完璧にしましょう。 |
STEP6:タイトルを設定する
タイトルの付け方は、まだまだ私も研究中!
効果的なタイトルの付け方、難しいですよね…。まだ研究中ですが、一般的にいわれていることをお伝えします。
- メインKWをなるべく先頭に持ってくる
- h2の見出しと関連している
- タイトルを見ただけで読者が「自分のことだ」と思える
タイトルを設定するときに一番気をつけていることが、読み手のシーンを想像すること。
タイトルだけで「自分のことだ!」と記事を読む必要性を感じてもらうことが大切です。
STEP7:執筆する
ここまで来ていよいよ執筆です。
気をつけて欲しいのが、執筆前に、記載する情報をすべて準備しておくということ。これ、マジで大事です。
リサーチや構成を作る段階で、何を書くかメモしておきます。情報を漏れなく、余すことなく出し切っておくのです。
逆に言うと、執筆しながら調べ物はしないこと。これ絶対です!
このことを徹底すると、書くスピードがめちゃめちゃ速くなります。表現や語尾に気をつけるなど、執筆のみに集中できるようになるからです。
時間の配分でいくと、「リサーチ:執筆=7:3」くらいです。ライターなのにこんなことをいうのは変ですが、書いてる時間をなるべく少なくなるよう意識してくださいね。
ちなみに、Webライティングの勉強法はこちらの記事に詳しく記載しています。
STEP8:写真を挿入する

執筆が終わったら、記事の内容にあう写真を挿入します。指定の写真があるならそれを使いますが、フリー画像を自分で探すときは次のサイトがおすすめです。
こちら、世界中の無料写真サイトを横断検索してくれる、とっても便利なサイトです。
海外のサイトを含んでいますが、日本語で検索できます。私のブログに掲載している写真も、O-DANでいつも検索しています!
STEP9:メタディスクリプションを書く
これは記事の執筆前でも構わないのですが、メタディスクリプションを書きましょう。
メタディスクリプションとは、例えばGoogleで検索したとき、検索結果に表示される記事の概要です。

こちらは「メタディスクリプション とは」の検索結果です。自分の知りたいことがメタディスクリプションに書かれていたら、クリックして続きを読みたくなりますね。
120文字程度でサクッと簡潔にまとめる必要があります。
必ず設定しなければいけない枠ではありませんが、多くの企業はマストで要求してきます。
STEP10:声に出して読む
ワードプレスなどへ入稿が完了したら、プレビューで開いて書いた文章を音読してみましょう。
読み上げたときに不自然な表現はないか、初めてこの記事を見る感覚でチェックします。
私は今のところ、自分で声に出していますが、校正ツールで音声読み上げ機能がついているものがあります。
読み上げられたものを聞くだけなので、文章チェックが楽になるそうです。
近々使ってみる予定なので、またレポートします!
まとめ:企業の要望と読者の気持ちを考えながら記事を作成しよう

今回の記事では執筆方法を10のステップに分けてお伝えしました。
リサーチや執筆、画像選定などいろいろありますが、執筆プロセスの最初から最後まで覚えておくべきことは、「企業の要望」と「読者の気持ち」だと思います。
「文章を書くのが好き」な人の初期の文章は、どうしても自分本位な記事になりがちです。(過去の私…)
つまり、自分が書きたいものを書いてしまうのです。
それを避けるために、「企業が記事を制作する意図は何か」そして「企業が意図している顧客は誰で、何を考えているのか」という相手を思う気持ちを持ち続けないといけません。
企業と読者の気持ちに寄り添えば、記事の本質がずれることなく必要なメッセージを届けられるはずです。
私もまだまだ勉強中!!一緒にがんばりましょーーー!