ライターの皆さん、こんにちは!カナです。
一定数のベテランライターさんにインタビューする機会があったので、所感をまとめてみました!
とある編集プロダクションさんからのご依頼で、管理業務を請け負っていました。
業務内容は、数か月間かけて約40名のベテランライターさんにインタビューをして、プロフィールをまとめる仕事でした。
インタビューしたライターさんの特徴
- ライター歴10~20年くらい
- 専門性が高い
- 女性が多い
- 個人事業主 or 会社設立している
「編プロの管理業務担当者」としてライターさんに接していたこともあり、基本的には皆さんとても丁寧に対応してくれました。
どの方もプロ意識が高く、ライターという職業に誇りを持っている印象です。
約40名という数から一般化することは難しいですが、一定期間でこんなにベテランライターさんと話す機会はそうそうないと思うので、インタビューで感じたことを5つにまとめてみました!
今回の記事は、ただの「感想」なので、「ライターさんにこんな人もいるんだ」くらいで力を抜いて読んでみてくださいね。
ベテランライターさんと話した所感5つ
インタビューを通しての感想は、以下の5つです。
- ライターは女性のライフスタイルに寄り添う職業
- インタビュー記事執筆の方法が勉強になった!
- 医療系ライターは独学でOK!?
- ベテランライターさんでも仕事を探している
- もしかして……SEOライティングをバカにしてる!?
では、それぞれ詳しく見ていきましょうー!
所感その①:ライターは女性のライフスタイルに寄り添う職業
今回お話したライターさんは女性が多かったこともあり、結婚や子育て、引っ越しなどライフスタイルの変化に合わせて仕事量を調整していくお話をたくさん伺いました。
子育てが忙しい期間は家でコツコツできる仕事をして、専門分野をつけるために自宅で勉強。手が離れたら外に飛び出し取材に出かけて、いろんな人と交流できます。
また、女性は男性と比較して「あれもやりたい、これもやりたい」と趣味を仕事につなげる人が多いと思うのですが、「ヨガ」「手作りの作品を販売」「民泊運営で宿泊者と交流」など、他の仕事と組み合わせている方もいました。
フリーランスのライターは、もちろん専業でもやりがいはありますが、組合せ次第で楽しみが倍増しそう!と思いました。
所感その②: インタビュー記事執筆の方法が勉強になった!
お話したベテランライターさんは、インタビューで鍛錬されてる方がほとんどでした。店舗や人物、学校や企業、医師への取材など、いろんなお話を聞けて楽しかったです。
インタビューするときに気をつけていることとして、以下のことを仰っていました。
- 下調べを入念に行う
- 人物インタビューの場合、相手の人柄が出るような質問を考える
- 店舗取材の場合、雰囲気や環境が伝わる言葉を入れる
- 撮影できるようカメラを練習する
特になるほど!と思ったのが、人物インタビューの「人柄が出る質問」です。
特に医療系インタビューで医師に話を聞くとき、読者目線では「治療方法だけでなく、医師の人柄が良さそうなら行ってみたい」と考える人って多いと思うんです。
読者の気持ちにも応えるようインタビュー構成を組み立てるって、ほんとさすがですね!!
経験を積まないと難しそうですが、継続して発注されるためにはきっと大事なポイントですね!
所感その③: 医療系ライターは独学でOK!?
約40名のベテランライターさんの内、医療ライターさんが3名ほどいらっしゃいました。
詳しく話を聞いてみると、全員が「独学で医療の知識を身に付けた」と仰っていて、とてもびっくりしました!!
ライター業を始めた20年前は、インターネットからの情報はほとんどなかったので、図書館で本を借りて勉強されたそうです。
医療ライターとしての仕事は以下の内容があると教えてもらいました。
- 病院紹介の雑誌(治療法、医師の人柄、病院の場所などを取材)
- 製薬会社のユーザー取材(薬を使った患者の変化など)
- 医療系ウェブサイト(疾患について)
- 新聞の健康コラム
お話したライターさんの中で「私みたいな素人だからこそ書ける文章がある」と仰っていたのが印象的でした。子供を持つ親として、「どんな病院なら行きたいか」という視点で発信できる点が強みと考えていました。
医療知識がないからこそ医療ライターとして活躍できるという発想は、まさに弱さを強さに変える発想の転換を見せてもらった気がして、とても刺激をもらいました!
所感その④: ベテランライターさんでも仕事を探している
ライターとしてベテランの領域(私の中では10年以上の歴)に入ると、仕事なんか勝手にバンバン入ってくるんじゃないか……と思っていたのですが、そうでもないかもしれません。
閑散期があるのはベテランでも一緒で、それはフリーランスとして逃れられないみたいです。どの方も「新しいクライアント企業を探している」という方々ばかりでした。
ベテランライターさんのプロフィールは、大体が「編集プロダクション/制作会社→フリーランスライター」という順だったので、私のように最近始めたウェブライターとは仕事の獲得に違いがあるのかもしれません。
未経験で始めたウェブライターは、仕事の獲得法について情報共有がよくされていて、SNSにポートフォリオを載せて投稿したり、クラウドソーシングを積極的に利用しています。
一方で、企業出身のフリーライターさんはそのような情報にやや疎いのかもしれないな、と思いました。
SNSでウェブライターが仕事を見つける方法は、こちらにまとめているのでご覧くださいね。
所感その⑤: もしかして……SEOライティングをバカにしてる!?
ごくごく一部ですが、「めっちゃSEOライティングをバカにしてるやん!」ってツッコミたくなる方も何名かいました。
なんだかウェブライティングに対して偏見が強くて、上から目線でマウントを取る印象です。笑顔で会話を続けたそのときの私の気持ちは、こちらです。
も…もしかして、SEOライティングをちょっとバカにされちゃった!?
まあ、たしかにネット上にはチープな記事が出回っていることも否めないですが、それにしても……と思い、残念な気持ちになってしまいました。
反面教師として学ぶなら、「時代の変化に柔軟に対応して、ライターとして成長していこう!」ってことですね!
まとめ:ウェブライターの仕事は専門性をつけて長く続けよう

たくさんのベテランライターさんとお話させていただいて、長く続けることの大切さを感じました。
実は、まだライターという仕事を通して、どんなメッセージを社会に伝えたいか、何を軸にしていきたいかについて、私の中で明確ではありません。
今回お話したベテランライターさんは、全員それを持っていました。
これって経験を通して気づくことが多いと思うので、ウェブライターとして専門性を磨きながら、コツコツ積み上げていこうと思います!
今回も読んでいただいてありがとうございました♪ 一緒にがんばりましょうね!