今日はコラム的に「BtoBライターになった経緯」について話したいと思います。
先日、こんなブログ記事を書きました。
BtoBライターって比較的数が少ないそうで、目指す人がどうやら多くないらしいのです。
何を隠そう、私も初めは知識ゼロから取り組みだしました。
しかし、BtoBライターになる前に「海外サーチャー」という仕事に出会い、知識を身につけ、BtoBライティングができるようになった、という経緯があります。
そこで今回の記事では、
- 海外サーチャーの仕事って何?
- どんな知識が身につくの?
- BtoBライティングにどう役立つ?
という私の経験に基づいたお話をお伝えしようと思います!
「海外サーチャーって何?」という方だけでなく、「知識がなくてもBtoBライティングができるの?」というWebライターを目指す方の参考にしていただけると嬉しいです!
海外サーチャーの仕事とは

海外サーチャーとは、海外情報を英語などで検索し、日本語のレポートとしてまとめる仕事です。
対象となるサーチ内容は企業によって異なります。私の場合、以下の2つに携わったことがあります。
- 海外スタートアップ企業:投資家向けの資料作成
- 海外論文:心理学や経営、健康などのネタ探し
発注先は日本企業で、「海外情報を知りたい」という企業に作成した日本語レポートを販売していて、そのレポート作成を承っています。
特に「海外スタートアップ企業」の分野は3年目に入り、400社以上の調査とレポートを作成しています。
「スタートアップ企業」とは、つまりベンチャーのことで、まだ世に出たばかりのプロダクトやサービスを調べるのが私の仕事です。
日本語になっていない新しい情報ばかりで、それを英語で理解する必要があり、最初は本当に頭が痛くなりました。
数をこなすと世界の課題、ビジネストレンドが理解できるようになり、視野を広げてくれる仕事です。
でも慣れると本当に楽しく、社会や世界について理解が深まりやりがいを見出せるようになりました。
海外サーチャーの仕事で学んだこと

海外サーチャーの仕事を通して、多くのことを学んでいます。大学で国際関係を学んでいたこともあり、まるで大学の専攻を続けて取り組んでいるような感覚があります。
改めて、海外サーチャの仕事で学んだことをまとめてみました。
- SaaSビジネス
- テック市場
- 業界ごとのペインポイント
- ベンチャーキャピタル
- 海外論文の構成
- 英語を速読する方法、ツール
- 論理的思考力
- 端的な文章で要点を伝える書き方
海外サーチャーの仕事に取り組んだ3年間で、こんなスキルや知識が身につきました。
フリーランスでも、やったことのない仕事に挑戦させてくれるクライアント企業はありがたいですね!
速読や未知の情報をまとめる力は、Webライターとして必須スキルなのでとても役立っています。
海外サーチャーで得た知識を活かしてBtoBライター市場へ
海外サーチャーの仕事が丸2年を過ぎた頃から、「この知識をWebライターとして活かしたい!」と思うようになりました。
ビジネスの実務経験は少ないですが、「難しい内容でも調べて読んだら理解できる」という自信がついてきた頃でした。
海外サーチャーの仕事では、金融、ヘルスケア、石油ガス、自然エネルギー、マーケティング、営業、セキュリティ、建築など、あらゆる業種のスタートアップ企業を調べていたので、「ビジネス系ライティングに応用しよう!」と決意しました。
海外サーチャーの仕事で「業界の問題と解決策」について考える習慣がついたので、BtoBライティングでもその思考法が役立っています。
どのような案件に挑戦しているかは、こちらの記事をご覧くださいね。
おわりに

Webライターを目指す方の中で「このジャンルは知識がないから挑戦できない……」という人が多いと思います。
でも、大丈夫!今はインターネットで何でも調べられる時代で、リサーチが簡単です。
リサーチに時間をかけて文章でまとめる力があれば、最初は知識がなくても、ライティングやサーチャーの仕事など自分に合う形で積み重ねていけば、必ず身につきます。
BtoB分野においてWebライターという仕事は、知的好奇心の人にぴったりだと思います。少しでも興味のある仕事があれば、ぜひ一歩を踏み出してくださいね!