BtoBライターとは?具体的な仕事の例、実情、おすすめポイントを解説

こんにちは!皆さんはどの分野のライティングに興味がありますか?

「Webライター」といっても、さまざまな種類のWebライターがあります。皆さんは得意ジャンルを決めるとき、どうやって決めていますか?

「ライターを始めたばかり」「今から挑戦してみたい!」という多くの方々は、おそらく「ファッション」「料理レシピ」「ウェディング」「クレジットカード」……といった、身近なトピックを選んでいるのではないでしょうか。

このようなトピックはBtoCといって、BtoBとはまた違ったジャンルになります。

今回の記事では、Webライターの中でもあまりなじみのないBtoBライティングについて解説していきます。

「ビジネス系の執筆に興味がある」「もっと書けるジャンルを増やしたい」というとき、ぜひ参考にしてくださいね。

そもそもBtoBとは?

BtoBとは”Business to Business”を略したもので、企業が別の企業に商品やサービスを提供するビジネスモデルのことをいいます。

例えば、皆さんが働くオフィスに複合機(コピー機)がありますよね。オフィスに複合機を設置するには、複合機のレンタル会社と契約する必要があります。

この場合、複合機のレンタル会社は「BtoBでビジネスに取り組んでいる」といえるのです。

逆に、BtoCとは”Business to Customer”のことで、インテリアショップ、飲食店、電化製品メーカーなど、企業から消費者に向けたビジネスを行っているモデルになります。

BtoB記事が書けるライターは少ない

上記で解説したように、BtoCは家にあるものや、普段皆さんが生活する上で利用しているサービスだったりするので、とてもわかりやすいトピックです。

一方、BtoBは専門性が高く、調べたりそのビジネスで働いたりした経験がなければ、Webライティングで執筆することが難しいでしょう。

以前、キャリアコンサルの人に「BtoBを書けるライターが少ない」と言われたことがあります。

ネット上でBtoBライターについて調べても、同じく「BtoCを書けるライターは多いけど、BtoBはあまりいない」と書かれた文を何度も見かけたことがあります。

Webライターの数はどんどん増えていますが、おそらくほとんどの人が比較的書きやすいBtoCジャンルで始めて、BtoBで経験を積む人は稀なようです。

BtoBライティング案件の例

これまで私がBtoBライターとして執筆経験のあるジャンルを解説します!

普段、私はフリーランスのBtoB専門ライターとして執筆しています。

「BtoBって、どんな執筆をするのだろう?」とわかりやすく説明するので、参考にしてくださいね。

人事

こちらは「人事向け教材を売りたい企業(B)」から「企業の人事担当者(B)」に向けた、コンテンツ作成案件です。

クライアント:人事向け教材販売会社
対象:中・大企業の人事担当者
文字数:6,000文字前後
内容:企業研修の種類や内容、コーチング、HR Tech、キャリア自律など

人事はかなり熱いジャンルで、賑わっている印象で私も力を入れています。人事部や採用で経験があれば、書きやすいジャンルです。

総務

クライアント:総務部向け業務効率化ツール販売会社
対象:中小企業の総務担当者
文字数:3,000文字程度
内容:導入事例のインタビュー記事作成

総務部に対しては、とある業務効率化ツールの導入事例に関するインタビュー記事を作成しています。

私自身はインタビューせず、社員さんがインタビューしてくれた音声から文字を書き起こし、執筆する流れです。

マーケティング

クライアント:マーケティングツール販売会社
対象:中小企業の経営者、マーケティング部担当者
文字数:5,000文字前後
内容:SEO、MEO、Webマーケ、Web広告など

今や昔と違い、消費者のニーズがかなり細分化しています。マーケティングをきちんと行ってニーズを把握しないと、ものが売れない時代です。

マーケティング手法や広告などについて執筆依頼が多くあり、おそらく一番書いている分野です。

営業

クライアント:営業ツール販売会社、営業支援会社
対象:中小企業の営業担当者、マネージャー
文字数:4,000文字前後
内容:データ分析、SFA、CRM、ウェビナーなど

思いがけず相性が良かった分野です。営業分野もたくさん執筆しています。

BtoBといっても読むのは「人」なので、専門用語を使い過ぎず、わかりやすい文章で書くことが大切です。

BtoBライターのおすすすめポイント4つ

私自身、BtoBライティングLOVE……、なのですが、おすすめのポイントを説明しますね。

社会人経験が役立つ

まずは自分自身の社会人経験がダイレクトに役立つ点です。

私は今フリーランスですが、会社員時代は何度か転職していて、いろんな会社のいろんな部署で働いたことがあります。

その経験が活かせたり、思い出したりしながら執筆できるのがメリットだと思います。

もし「副業でWebライターをやりたい」と考えているなら、ご自身が今勤めている部署関連のジャンルで案件がないか、検索してみましょう!

いろんなビジネスを幅広く知る機会がある

BtoBライティングで一番気に入っているのが、いろんなビジネスについて知る機会がある、という点です。

性格的に1つのジャンルに留まるのが無理で、それだけやっていると嫌になっちゃうタイプなんです。

その点、BtoBライターは最高で、ジャンルをまたがって幅広く見れるのはとても楽しいです!

Webライターは、リサーチとライティングテクニックがあれば、仕事として成立する職業です。

「社会全体を見渡してみたい!」という人にBtoBはぴったりだと思うので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

会社を応援できる

BtoBでは、「この会社のビジネスが面白い!」というクライアントに出会ったとき、断然応援したい気持ちが湧いてきます。

「この会社が知名度をアップして、問い合わせが増えるためにどんな文章を書けばいいだろう?」と、やりがいを感じながら執筆に取り組めるので、おすすめです。

応援したい会社が増えると、社会とつながっている感覚や、Webライターという職業を通して社会貢献をしている気持ちが生まれます。

そこがBtoBライターの大きな魅力の1つと考えています。

今がチャンス!BtoBライターに挑戦してみよう

BtoB記事のWebライターは、書ける人数が少ないので採用されやすい、というメリットがあります。

私自身、案件に応募して落ちることはほとんどなくなってきました。幅広く知識が身につき、好奇心旺盛の方にぜひおすすめしたいです!

社会的意義も高く、やりがいがあると思うので、ぜひぜひ皆さんも挑戦してみてくださいね!

私自身がBtoBライターになった経緯を、こちらの記事でまとめています。合わせてご覧くださいね。